元号「令和」の記事で、外箱を先に紹介した(→ここ)。非常に凝った瓶で、裏ラベルの内側に浮世絵風の図柄があり、表面の桜が立体的に被(かぶ)さるという指向。しかも、銘柄名が金色。撮影泣かせだ!。下の写真はHPのものを使わせて貰った。
日本酒などの古くからの酒造メーカー「明利酒類株式会社」のクラフトジンで、日本酒を蒸留し、10年間貯蔵したものをスピリッツとして使っている。米を原料としたジンは多いが、このジンは日本酒。「和ジン」と名のって良いですよ!。
一般に、ジンでは発酵過程の説明はいたって簡単、時には完全に省かれている。日本酒のように○○酵母を使いましたとか、山廃仕込みですとか、そんな付加価値はない。今、多くのクラフトジンが出て来ている中で、ここは狙い目でない?。
和ジンでも、発酵のことにそれほど触れているわけではない、が、明利酒造、実は「小川酵母」という多くの酒造メーカーが使う酵母の生みの親。発酵、酵母、ここにこだわる日本酒、ここから生まれた和ジンはヒントを与えてくれている。
最初に飲んだ時、あれ?という感じ・・ですが~、そのうちに日本酒のほんのりとした優しさが伝わってくる。今までのジンにない、ゆったりとした気持ち。先に、ジンと日本酒のカクテルを紹介した(→ここ)が、そんな日本酒の露骨さではない。
HPなどでは、ジントニックなどのカクテルを勧めているが、私は、室温ストレートがとにかく旨い。柑橘等の香りもちょうど良く、薄めたくない。日本酒を薄める人は居ないわけで、そんな感じ。好きな日本酒をチェイサーにして・・・。